女性なら誰でも一度は悩んだことがあるのではないかと思います。そう!おっぱいについてです。私が初めて悩み始めたのは中学生の頃です。プールの授業で水着を着ると、否応なく他の子と比べてしまいますよね。私の友人は4月生まれで体格が大きく、おっぱいも大きかったのです。でもまだその頃は自分は早生まれだから、背も小さいし発育が遅くてもそのうち大きくなるさと楽観視していました。

それが、高校生になっても私のおっぱいは少し膨らんだ程度なのです。いよいよこれは困ったぞと思っていたとき、雑誌に某バストアップ器具の広告が載っていたのです。買いたいけれど、恥ずかしいし、高校生の自分には価格もネックでした。でも、どうにかおこづかいを工面して購入したのです。届いてみると、梱包では一見したところ、バストアップ器具が入っているとは分からないように工夫してあり、ホッとしたことを覚えています。開けてみると、おっぱいにつけるシリコンと電流のようなものが入っていたのです。えっ、電流をおっぱいにつけて流すのかと一気に不安になった私は、一度も体験することなく返品したのでした。

仕方がないので自力でできる、おっぱい体操や腕立て伏せ、キャベツを食べるなどありとあらゆる手段を試しました。プエラリアのサプリも気になり、何度も購入しようか悩みました。口コミを見ると危険性も書かれていて、びびりな私はトライ出来ずじまいでした。その後、結局私の胸はAカップ止まりでした。

それからの私は大きくすることは諦めて、ブラジャーに凝りはじめました。それは、友達に「きちんと合うブラジャーをすれば、おっぱいなんて大きくなるよ」と言われたことがきっかけです。恥ずかしいけれど、専門店へ行き、きちんとメジャーしてもらい、その当時流行っていたウォーターブラなるものを購入し、外見だけは立派なおっぱいを手に入れました。それからは、彼氏ができ、おっぱいを見られる機会もあったわけですが、彼氏は貧乳好きだったのか、はたまた何も言わなかっただけなのか分かりませんが、特に触れられることがなかったので、小さいけれども思春期ほど悩むことななくなりました。

結婚後、主人からは初エッチの時、「前も後ろも真っ平だから、この子男の子かと思ったよ」とよく茶化されますが、それも今では笑い話として話すくらい、全く悩みはなくなりました。でも、ここだけの話、妊娠・出産後におっぱいが大きくなった時の感動は忘れられません。たっ、谷間ができてる、屈むと垂れる、洋服を着てもそれなりに見えると、ここぞとばかりに大きいおっぱいを堪能しました。それも数年のことで元のちっぱいに戻りましたが、一時でも大きいおっぱいを堪能できたのは良い経験でした。主人も「自分はおっぱいの大きさなんて関係ない」なんて言っておきながら、妊娠・出産後の大きいおっぱいには喜んでいました。自分も主人も現金ですね。

でもまあ、思春期って、小さなことですごく悩みますよね。自分の顔が気に入らなければメイクでどうにかしようと頑張る、背格好が好きでなければ洋服で悩みを解決しようとする。でも、30代になった今、私が思うことは、人間外見より中身です。外見が可愛くても性格が悪ければ付き合いたくありません。おっぱいも同じです。そりゃ、若い男性は小さいより大きい方がいいでしょう、触り心地いいですもんね。でも、明るくて一緒にいて楽しくて、頑張り屋さんでという中身が素晴らしい子はそれだけで皆に好かれます。おっぱいが小さかろうが、関係ありませんよ。だからぜひぜひ、若い皆さんは、おっぱいの悩みなんか忘れて自分磨きに精を出して欲しいと思います。以上、30代中盤のおばさんからのアドバイスでした。