マイルを貯めるためには、基本的な知識をきちんと身につけておいた方がいいです。
今回は、初心者のために、基本的な用語や知識をまとめてみました。

マイルとは

マイルとは、英語で「sea mile」と表記され、航海や航空で使われる距離の単位のことを指します。1マイルは、1,852メートル。大胆に略すと、1マイルは、約2キロ。

東京と大阪の間は、約400キロありますから、だいたい200マイル強になります。

マイレージとは

マイレージとは、各航空会社が提供しているポイントサービスのことです。
貯めるポイントの単位のことを「マイル」と呼ばれています。

世界で初めてマイレージサービスを始めたのは、アメリカン航空だそうです。1981年からスタートしています。
日本では、1997年(平成9年)が本格的スタートとされています。サービスがスタートしてから、約20年が経過しています。

マーケティングの専門用語では、「フリークエントフライヤープログラム(FFP)」と呼ばれたりもします。優良顧客を囲い込むために、よりたくさん利用した人を優遇するプログラムということです。飛行機の場合は、よく利用している人は、長い距離を使っている人になりますから、「搭乗したマイル」がそのままポイントになるわけです。

マイルを貯めると、「空いた席を埋めるために」、無料の航空券と交換してきたわけです。

航空会社にすれば、どうせ席が空いたまま飛ばすより、上顧客に無料で提供して喜んでもらい、より自分の航空会社に愛着を持たせ、長く使ってもらう方が、「生涯価値が高い」=「航空会社の長期の売上と利益に貢献してもらえる」ということです。

マーケティングの観点からは、よくできたシステムですよね。

日本の場合、当時は、日本航空・全日空・日本エアシステムが競合していたわけですから、いかに他社よりも自分のところに搭乗してもらえるかが勝負だったということです。

各社のサービスは、基本的には飛行機に乗るとマイルが付与され、航空券に交換できるという点では同じ構図ですが、貯め方や利用方法については、少しずつ違ってきています。今は日本エアシステムはないので、日本航空(JAL)と全日空(ANA)の2つが日本人にはいちばんなじみのあるマイルになります。まずは、この2社のことを学んでいくことが重要になります。

ただ、マイレージサービスも、毎年のように制度や特典が変わっていきますので、追いかけるのが大変です。まずは、基本的なところから押さえておきましょう。

マイルの貯め方

マイルの貯め方は、飛行機に乗ることが基本です。

でも、マイレージサービスの発展とともに、さまざまなところでマイルが貯まるようになってきました。

たとえば、

  • スーパーマーケットでのお買い物
  • コンビニでのお買い物
  • クレジットカードの利用
  • ポイントサービスの利用
  • 交通機関の利用

などなど。

けっこう身近にあるのですが、貯め忘れてしまうこともしばしばです。意識していないとポイントをつけ忘れてしまうのです。

マイルを貯める本当のメリットとは

「マイルを貯めると、無料の航空券がもらえる」

これは、誰もがわかっていることなのですが、実はあまり積極的にやっていない人が多いのです。
それは、なぜか?

実は、私もその1人でした。

「クレジットカードのポイントが貯まれば、商品券に交換して買い物する。」

「コンビニのポイントが貯まれば、飲み物を無料でもらえる。」

くらいのことでしか考えていませんでした。

この根底にあるのは、

「100円で1ポイント貯まる」=「1円の価値」

「商品券にしようが、コンビニの買い物に使おうが、航空券に交換しようが、どれも一緒でしょ?」

という間違った認識からでした。

実は、違うのです。

重要な事実は、

「経済的価値に換算すると、1マイルは、1円以上の価値がある」

ということなのです。

これが、頭に入ってからは、なんとかマイルを貯めようと頑張れるわけです。苦笑

よく言われる話ですが、

国際線のファーストクラスの航空券をもらえるなら、1マイルは15円以上の価値になります。
国内線の航空券でも、1マイルは2円から3円くらいの価値になります。

つまり、倍以上の経済的価値を持っているのが、マイルの大きな特徴です。

1ポイントが1円と思って、コーヒーを飲んでいる場合じゃないのです!

つまり、マイルをコツコツ貯めていくと、通常の決済よりもお得に、「無料で海外旅行に行ける!」のです。

もちろん、一切海外旅行に行かない、飛行機に乗らないという方には、メリットがまったくない話ではありますが、無料で行けるのなら話が変わる人も多くいるかもしれません。

どんな海外旅行に行きたいか?

この目標を明確に立てて、マイルを貯めていくと、楽しく取り組むことができます。

具体的なやり方を、このブログでもご紹介していきたいと思います。