旅行などで友達と温泉に浸かっている時、絶対に話すのがおっぱいについてですよね。大きい、小さい、黒いなどなどいろんなワードが飛び出していたのを覚えています。私の周りには幸い巨乳から貧乳、美乳まで揃っており、温泉に入るときなどはいつも隠さずにオープンで入っていました。友達の一人が爆乳(Kカップ)だったんですが、そこまでいくと何の洋服を着てもおっぱいしかインパクトにならないのでかわいそうだとひっそりと思っていました。

そんな私は離れ乳で、ちゃんとブラを選び着けていると周りから見るとボリュームが出るので巨乳に思われていました。しかし、厚いパッドで真ん中に寄せているだけのボリュームです。そして全体の大きさの割には乳輪が大きく、きれいなピンク色でないのでかなり遊んできた印象を与えるおっぱいでした。高校生の修学旅行や社会人になって旅行に出かけ、温泉に入ると思ってたより大きくないけど寄せたらやっぱりあるから詐欺だと散々言われ、悩んでいて一時期誰にも見せてなくて彼氏も作りたくないくらいトラウマになりました。体育での水泳の授業はすべて見学にする徹底ぶりでした。

ブラを外したとたん、左右へ流れてしまうのでどうしたものかと思いナイトブラを使用し始めました。が、なかなか身体は変わらず、同時期にダイエットもしていたのでそもそものおっぱいが小さくなってきたような感じがして何度か泣きそうになりました。誰かからから揚げが好きな人には巨乳が多いと聞いて、毎晩から揚げを食べ続ける生活もしてたりしましたが、太るばかりで肝心のおっぱいが大きくはなりませんでした。今考えれば完全にネタ話なガセだとわかりますが、当時は藁にもすがる思いで食べていました。

そんな時、ひょんなことから彼氏が出来ました。それはもうバレたくない一心で頑なに部屋を真っ暗にしようとしたり、寝転がるのを拒否していた私に疑問をもった彼がじっくり話そうと提案してきました。私としてはそんなことじっくり話すのは恥ずかしいし、バレたくないし、そこに時間を使いたくなかったのですが、ある意味チャンスなのかもしれないと思い勇気を振り絞って相談しました。彼の反応は漫画のような爆笑でした。なんで?と焦る私でしたが彼は私のおっぱいだけを見て好きになったんじゃないと力説しておりました。身体よりも表情、表情よりも気持ちが大事だよと伝えてくれたことは今でも覚えています。一人でずっと悩んでいたのがあほらしく思えてきた瞬間でした。そこからは吹っ切れたように気にしなくなりました。自分の嫌いなところをさらけ出せて、それを包んでくれる優しさに出会えたことがうれしかったです。

その彼とは別れてしまいましたが、相変わらずナイトブラ着用の日々は続けていて、それに加えてジムで筋トレをし、おっぱい含めたトータルでのバランスを保とうと日々努力しています。私は普段は昼間事務職をしながら、夜はキャバクラでバイトしている生活ですが、キャバクラで働くには本当に有利で得するなと感じますす。ブラをしっかり着ければきれいな形に見えるので、谷間が見える服を着て営業していますが、やはり男の人はおっぱいが好きな方が多いので食いついて話のネタになっています。逆に、大きいおっぱいが苦手で小さいほうが好みという方にはブラでがんばってるだけで実際は小さいんだよとトークしているのでどちらでも対応できるようになりました。ドレスもおっぱいにボリュームがあるほうが華やかに見えますしね。

未だに彼氏と初エッチするときは暗くしたり、座ったままの体勢で触ってもらうことのほうが多いですがおっぱいに関しては本当に十人十色だと思うので、あまり気にしすぎず、さらけ出せるようにしていきたいと思います。