現在27歳のOLです。

営業職をしていた20歳の時の恥ずかしすぎた骨折のお話です。趣味がスノーボードで何でも挑戦したい時期でしたので、ハーフパイプに入っては技に挑戦するといった事をしていました。ハーフパイプから飛び上がったとき体勢を崩し背中を壁面に強打しそのまま尻もちをつく形で転倒しました。転ぶことには慣れていましたがその時は立ち上がるのも辛いくらいにお尻がジンジンズキズキと痛みました。あまりの痛さにスノーボードを中断し帰宅する事にしたのですが、帰途につく車内でもエンジンのちょっとした揺れもかなりお尻に響きました。帰宅後も椅子に座っても痛い、立っても歩いても痛い、柔らかいベットに腰掛けるのも寝転んでも痛いという状況でした。ズキズキという痛みは耐えがたく転倒してから3日ほどは眠りもかなり浅めでした。当時は営業職だったので歩く座る運転するの繰り返しが辛く、1週間ほど経ったときやっと整形外科を訪れました。

初診で触診、レントゲンの結果尾てい骨を骨折していることが分かりました。骨折とは動いたりできるような痛みではないと考えていたので、まさか骨折しているとは思ってもいませんでした。骨折箇所が尾てい骨なだけに診せるのも恥ずかしいし、触られるのは痛みと恥ずかしさを伴いました。レントゲンは病院で用意してくれる洋服に着替えて行ったから良かったのですが、骨折部位を診せるときは下着を看護婦さんがごめんなさいねと仰りながらおろしたのでかなりはずかしかったです。

私の骨折の場合、尾てい骨が右側に倒れるように折れていました。治療方法は2通りあるそうで、選ばせて頂きました。1つは折れた側と反対側に故意にもう一度折るでした。もちろん麻酔をかけて先生が手で折るような仕草だったのでおそらく手でおると言う意味だったと思います。もう1つは特に今は何もせず私が女性なのでいずれ妊娠したときに自然と負荷が掛かるのでその時まで放っておく。でした。

骨折状態が継続される事になるのでそれが嫌なら前者の選択をすれば良いとの事でしたが、放っておいても問題はない箇所、折れ方だったそうなので故意に折るのは怖かったので後者を選択しました。そのため約1ヶ月の痛み止めと、鎮痛成分が入った貼り薬の処方をしてもらい、なくなる頃に経過観察の為に通院、痛みがあればお薬の処方というかたちで4ヶ月ほど通いました。貼り薬はお尻に貼るのですが、下着とすれてはがれやすく、テープ等で固定しなければなりませんでした。

初診の際にレントゲンをとったり初診料もあったので7000円ほど払いましたが、以後は診察で1000円程度、お薬類の処方で3000円程度でした。痛みがなくなり通院は中断しましたが今も尾てい骨は骨折状態にあります。しかし先生が仰った通り痛みもなく問題なく生活できています。勢いよく座ったりする事は意識して避けるよう指導を受けていますが、そのような事はないので痛むことは全くありません。

骨折したことで初めてスポーツ保険に入っておけばよかったということや、どんなときも保護具の着用はしたほうが良いと言うことを身をもって感じました。保護パットのついたズボンを履いていれば防げた怪我だったかもしれないと思うと、かなり痛かったですが良い勉強になったかとおもいます。1つだけ骨折をしてよかった事があります。

それは、もともと体育座りをすると人より尾てい骨が出ているのかお尻の丸みが足りないのか、床に尾てい骨があたり痛いと感じていました。それが、骨折により骨が傾き痛むことなく体育座りができるようになりました。そうはいっても、体育座りの痛みを遙かに上回る痛みだったので二度と経験はしたくないです。