私は現在29歳の会社員です。

骨折した時は18歳の大学生の時でした。私は当時、部活動でラグビーをしていました。筋トレをしていた際に、スクワットで重りを担ぎながらトレーニングしていましたが、その重りの重さに耐えきれず、重りを担いだまま、尻もちをついてしまいました。その直後に立つことができず、横ばいになったまま動けない状態となりました。私はどこがどのようになってしまったのか全く分からずに、しばらく横たわっていましたが、状況が一向に改善されないので、病院に行くことになりました。部の先輩に担がれ、そのまま近くの病院へ行きました。背中の部分が動かなかったので、ここに問題があることが分かり、レントゲンを撮ってもらいました。結果は、第12胸椎圧迫骨折と診断されました。背骨が重りに圧迫されたことによる骨折です。幸いにも脊髄には問題はなく、後遺症はないとのことで安心しました。体を固定しなければならないということで、いわゆる体幹の部分ににギブスを巻きました。体の自由がうまく効かない中で、とても苦しかったのを覚えています。私は下宿で独り暮らしをしていましたが、入院をしなければならないとなると、一人ではどうにもならないので、その時点で親に迎えに来てもらい、地元の病院に戻って入院することになりました。道中はそれほど長くはありませんでしたが、体がつらかったことは覚えています。地元の病院にて診察と検査を受け、病棟に入ったのは夜の9時を過ぎていました。まだ事実状態がよくわからない中で、きょう1日がすごく疲れたので、そのまま眠りに入っていきました。

病院での入院生活が始まりました。朝に先生が見回りに来るのと、午前中にリハビリがあるのを除くと、他は何もすることがなく、暇な生活が続きました。夏休みが始まったばかりの暑い季節だったので、その暑い季節1か月間を涼しい病棟の中で過ごしたのは夏を感じられないもどかしさでいっぱいでした。リハビリでは柔軟体操がメインの中、軽くダンベルをもってトレーニングするメニューもあり、体の訛りを抑えるよいきっかけとなっていました。リハビリ担当の先生も、バリバリのスポーツマンで、サッカーや野球など身近なスポーツの話で盛り上がることができ、とても楽しいリハビリだったのを覚えています。また、生活の乱れも同時に起こってしまったのも事実でした。今まで、午前中に部活動を必ずしていたので、朝の6時には必ず起きていましたが、そのようなこともないため、朝のリハビリぎりぎりまで寝てしまうこともありました。また、売店で菓子を購入して、テレビを見たり、テレビゲームをしたりと、今までの人生ではありえないほどの、乱れた生活でしたが、そのような生活もリフレッシュには悪くないかなと思えるようになってしまいました。

約1か月間入院したのち、体幹のギブスが徐々に取れ始め、最後には完全に取れました。しかし、1か月間背骨をギブスで支えていたため、背中を支える筋肉が異常に衰えていて、コルセットを装着しながらの生活となりました。しばらくの間、実家にて療養生活が続きました。何度か通院を終え、約2か月たった後に完全にギブスが剥がれました。大学1回生の夏休み2か月間は、全て骨折の治療に使われてしまいました。

大学生協の医療保険に加入していたため、生協から、いくらかお金が下りました。約1か月間の入院代が約20万円だったのに対し。降りた金額が約10万円でした。そのほかにも、個人的に医療保険に加入していたので、そちらからもお金が降り、結局は黒字決済となりました。複雑な気分でしたが、入院は暇で二度としたくないと感じた経験でした。