バレーボールで左親指を骨折した話

現在は35歳で一般事務職として正社員で働いています。

骨折した当時は32歳で、現在とは違う企業の一般事務職で契約社員として働いていました。

スポーツをしていてバレーボール練習中に親指を痛めました。一番最初に痛みを感じたのはスパイクのブロック練習をしているときでした。右手と左手の間(手間)をボールが抜けたときに左の親指が持っていかれるのがわかりました。バレーボールをしていればよくある話なので、突き指だろうと思いテーピングをしてそのまま練習を続行しました。親指の付け根の(CM関節)当りに腫れがあったのですが、練習中のインターバル中にアイシングをして練習は続行しました。その後レシーブ練習を行ってたのですがスパイクレシーブをオーバーカットで練習する場面が出てきました。通常のオーバーハンドパスであれば若干指の位置をずらせば問題なく出来たのですが、スパイクをオーバーカットでレシーブする場面が出てきたときに痛みが走りました。このときに、親指の付け根は腫れてしまい手首のほうまで内出血をした他、手の甲側にも内出血が広がりかなり腫れていました。

とりあえず練習参加を控え、ボール拾いにまわりました。しかし、合宿中から試合というスケジュールだった事や時期がお盆期間中であったこと、地元ではない為土地勘がない事や、捻挫と同程度だと考えていた為に病院へは行きませんでした。その数日、練習を行い試合になったのですが、とりあえずリザーブ選手として控えておりスポット的に起用されるという形で合宿・試合を終了して東京に戻ってきました。東京に帰ってきてから1週間ほどは練習がなかったこともあり、モーラステープを張ってキネシオテーピングで固定をして日常生活を送っていました。左の親指だったため、日常生活でもPCの操作やボタンをはめる動作などで痛みを感じる事はありましたが、2~3週間ぐらいすれば治るだろうと思い病院に行きませんでした。

スポーツ整形外科での診断

しかし、受傷から3週間しても腫れと内出血が残っていた為、スポーツ整形外科に行く事にしました。整形外科では、レントゲン撮影を行い、医師の診断を受けましたが、左親指の剥離骨折という診断でした。剥離骨折だと、正直つきゆびと間違えやすいくらいなので直ぐに受診の必要はないと考えてしまったのですが、痛みを感じた直後に受診をしえれば3週間程度で治っていたのに何でもっと早く受診しないのかといわれました。ある程度、期間が経ってしまったため回復が遅れると言う事や、損傷した部分の関節稼動域は完全には回復しないかもしれないといわれたまま、治療とリハビリが行われました。

剥離骨折とは、靭帯じんたいや筋肉、腱けんが急激に収縮することに伴って、骨がはがれ落ちてしまう骨折を指します(正式には「裂離骨折」と呼称されますが、「剥離骨折」という呼び方が一般的であるため、この記事では「剥離骨折」で統一しております)。

スポーツや交通事故、転落などに関連して生じることがあります。痛みや腫れ、皮下出血、骨折部位によっては、感覚障害や歩行困難を生じます。発症した場合には、冷却などの応急処置の後、手術の要否などを検討します。

剥離骨折の解説

リハビリの方法・期間

基本的には機械を用いた温熱療法と理学療法士や柔道整復師による徒手抵抗やマッサージが行われましたが、リハビリをしてもらった後に腫れてきてしまうという事が繰り返されました。日常生活は取り外し可能なシーネギブスで3週間ほど固定をしていました。リハビリはシーネギブスが取れた後にも実施しましたが、あまり回復の速度がよくなかったためパラフィンを利用することにしました。骨折部は一応回復したのですが、受診がおそくなってしまったために、関節稼動域が中々戻らず腫れが残ったままとなってしまいました。機械の温熱療法よりもパラフィンを使ったほうが、関節の稼動域がよくなるのがわかりました。パラフィンを利用した後に、理学療法士さんのリハビリを行うことである程度、関節稼動域はもどりましたが、受診するのが遅く治療が遅くなった為に現在も左手の親指の付け根には若干腫れが残り、右と左では稼動域に差があります。

スポーツ保険と治療費用

骨折をしてしまったのですが、スポーツ保険に加入をしていたので1回の受診当り1500円、最大90日までの保障がされます。初診はレントゲンや診察代、固定器具などを含め3,000円以上かかりましたが、リハビリは夜間の割り増し金額になっても800円程度でした。早く回復させるためにリハビリには多く通ったので、最終的には保険会社から35,000円程度振込みが有り、実際に利用した金額は25,000円弱だった為、金額的にはマイナスにならずに済みました。