私は現在28歳で医療事務をしており、家は農家を営んでいます。

休みの日は家族と畑で農作業を行ったりしています。ある休みの日、私は手伝いで畑に出ており草刈をしていました。その際、草が足に絡まり地面に手をついて転んでしまいました。そのときはあまり痛みを感じなかったのですが帰宅後、手首がはれ上がり痛みもひどくなってきたため一気に不安になり母親と一緒に夜間診療を行っている病院へ急いでいきました。病院で診察をしたところ、右手首が骨折(橈骨遠位端骨折)と診断されました。

私はこのときまでひどい捻挫みたいなものだと考えていたため大変驚いてしまい、先生に

「手術しないといけないんでしょうか?」

「折れた骨ってちゃんと元通りになるんですか?」

など質問攻めを母親と行いました。先生は一つ一つの質問に丁寧に答えてくれ、

「初めてのことで驚かれて不安になるお気持ち、分かります。分からないことは医師も看護師もサポートいたしますので何でもおっしゃってください。」

と優しく話してくださり、母も私も安心したことを覚えています。あのときの言葉がなければ私はいつまでも不安を抱いたままだったと思います。治療に関してですが、私の場合は一泊二日の入院で手術を行いました。注射が苦手なので麻酔をしてもらうのも不安でいっぱいだったのですが、思ったより痛みは感じませんでした。

手術後はリハビリで通院することになり、内容としては物を握ることや手首をゆっくり回すといったことを行いました。リハビリを担当してくださった方がとてもカッコよく、病院に行くときの服装をどうするか悩んだりしました。

ちなみに担当してくださった方は斉藤工さんにそっくりで、リハビリ中も優しく話しかけてくださるのがとてもうれしかったことを覚えています。通っていた病院ではリハビリ担当の方を指定することができたため、ずっとその方に担当していただきました。どうやら人気の方だったようで、リハビリで一緒になった患者さんと

「目の保養になりますね」

「こんなにカッコいい方だと一気に若返ります」

などといった会話で盛り上がっていました。リハビリ期間は約2ヶ月ほどで、骨折した部位によっては半年ほどかかる場合もありますと説明してくださいました。仕事については利き手が骨折したため仕事ができませんと事情を説明し、約2ヶ月ほど有給休暇を取得しゆっくりと家で過ごすことができました。

休んでいた間に見たかった映画やアニメのDVDをレンタルし、一気に見て楽しんでいました。給料をいただきつつ仕事を休める打なんてラッキーだな、なんて考えたりしていました。皆さんももし骨折したら、職場の方と相談することをオススメします。利き手の場合は長いお休みをいただけるかもしれません。もし休暇の取得が難しい場合は先生に相談し、診断書を書いてもらい休みを取得しましょう。さて、手術を行ってからは期間をあけて診察していただき、次第に骨もくっついてきていますとレントゲン写真を見せていただきながら経過を説明してくださいました。また、カルシウムをきちんと取るようアドバイスをいただき、それから毎日ヨーグルトを食べています。診察の際には骨密度も調べてくださったので、自分の骨の状態がわかるのも大きなメリットだったと感じています。普段意識しないことなので、このことがなければヨーグルトを食べる習慣も身につかなかったと思います。完治後は自分の加入している保険会社に連絡をし、保険請求を行いました。いただいた金額は思ったよりも大きかったです。もし保険に加入されている方はきちんと請求することをオススメします。保険請求できる期間もあるようなので、請求漏れのないよう注意しましょう。