自宅での骨折の経緯

現在41歳事務職員。骨折したときは38歳で販売員でした。主婦で子どももいます。

我が家の階段で二階に上がる時に、急いでて、最後の一段を踏み外し、左足の甲の左端を骨折しました。踏み外してすねを打つことはあったのですが、その時は踏み外した瞬間、階段に置いてあった漫画を避けようと、足を変なふうに曲げてしまって、ぶつけてしまいました。とにかく痛くて声も出ない程でした。とても大きな音がしたので下で遊んでいた子供と、2階で寝いた主人も様子を見に来ました。脚の甲の端っこが、ものの数秒でぷっくり腫れ上がって、この痛みと腫れ具合は普通の打撲ではないと思いました。

病院でレントゲン、診察結果

病院に行く為に階段を降りないといけないのですが、左足は痛くて床につけないし、けんけん歩きだと、振動が響いて痛いし、結局、主人に終始おんぶしてもらい、階段を降り、車に乗り病院に連れて行ってもらいました。車から降りるのも無理なのでおんぶしてもらってたら、病院の方が車いすを持ってきてくれて、生まれて初めて車いすに乗りました。
ケガの過程を受付で話したら、まず骨の状態を診ましょう、という事で診察の前にレントゲンを撮りました。その時は左足首の下からうす黒くなり、甲は腫れ上がってました。でも階段で滑っただけだし、ちょっと重い打撲かなくらいだと思ってました。

診察室で先生がレントゲン写真を見ながら骨折してます。と言った時は、信じられなくて思わず大声で、骨折???と言ってしまいました。先生はレントゲンを見せながら丁寧に説明してくださり、骨折といってもとても軽い方で、ボキッと折れたというより、筋がひっぱられて、それとつながってる骨もひっぱられて、ちぎれかけてる状態だと説明してくれました。

複雑骨折のリハビリと回復までの期間

軽い骨折でこの痛みなら、複雑骨折ってどんだけ痛いのだろう、なんて事を考えながら、信じられない面持で説明を聞きました。1か月くらいは松葉づえの生活になると言われ、販売業をしていたので、歩けないとなると仕事にならないし、どうしようと不安になりました。脚を固定するコルセットのようなものをはめて生活するために、石膏で足の型を取りました。痛い中、石膏で固めるために触られるのは、すごく恐かったですが、専門の方はとても上手に痛くないようにしてくださいました。

松葉づえの生活はとっても不便で、家の中だと杖が邪魔で移動も困難だったので、結局、家では松葉づえは使わず、移動は赤ちゃんはいはいでした。ケガしてるとはいえ、子供達の生活はあるので、食事、洗濯などの家事はしないといけなくて、時間はかかるし、ちょっと当たると痛いしで、とても苦労しました。

1か月で松葉づえは取れる予定でしたが、私が年齢以上に骨のくっつきが悪く、取れるまで2か月かかりました。リハビリは自宅でゆっくり1分歩き、1分休憩、というものでした。杖を外して、初めての1歩は、すごくすごく怖くて、恐る恐る床に足をつけました。先生はもう床に付けても痛くない頃だから大丈夫と言ってましたが、あの痛みを思い出すと恐怖心が半端なく出てきて、始めの1歩はとても時間がかかりました。

同時期に子供の友達も足を骨折してたのですが、1か月で杖が取れて、さらに1か月後には包帯で固めてはいるけど、普通に歩けるようになっていて、自分の経過と全く違う事に驚きました。脚に付けてたコルセットを外せたのは、骨折してから3か月後。診断より1か月以上時間がかかり、自分の骨のもろさを実感しました。保険が出たので治療費プラスで結果儲けはしましたが、3か月間の監禁のような生活は最悪でした。

その時期に、子供の幼稚園生活最後のおゆうぎ(遊戯)発表会があり、もちろん本番に見に行く事なんて出来なかった為、先生にお願いして、リハーサル時に特別に見せてもらいました。本番のような子供達のキラキラ感、緊張感はないとはいえ、席取りの為に朝早くから並んだりすることなく、特等席で観覧できたことはラッキーでした。